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「「高校生らしくない」3年間を通じ、「伝える力」、「リーダーシップ」を身につけることができました。」 卒業生 久保田 滉基 さん

2015年6月29日
卒業生、駒高を語る

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平成26年度卒 久保田 滉基 さん 
駒澤大学文学部英米文学科1年
川崎市立平中学校出身
お話をうかがうのは、全国大会金賞受賞の経歴をもつ吹奏楽部の「学生指揮者」(部員に音楽を指導するリーダー的役職)として活躍し、この春、駒大高校を卒業した久保田滉基さん。楽器はフルートを担当していました。

―まず、駒大高校に入学した理由を教えてください。
久保田:中学3年生まで、駒大高校に入学するつもりはなく、軽い気持ちで吹奏楽部の体験会に参加しました。最後の合奏の時、フルートは最前列にいるのですが、後ろから圧倒的な音が迫ってくるのを感じました。その時、「この音の中に身を置きたい」と強く思ったんです。また、先輩方のきびきびした動きにも憧れを持ちました。顧問の吉野先生に「いい音だね」と声をかけてもらい、「絶対に入学しよう」と心を決めました。

―「学生指揮者」として心がけていたことは何ですか?
久保田:約100人の部員をまとめるリーダーとして全体を見ながら、周りの意見をしっかり聞くということです。それと同時に、自分の意見も正直にぶつけることです。どちらが欠けてもだめだと思います。
それから、僕は部員に音楽を指導する立場にありましたので、「わかりやすく伝えるにはどうしたらいいか」ということは本当によく考えましたね。そのために、授業中も色々な先生方の指導法を研究していたんですよ!
上手な話し方を部員同士でアドバイスしあったりもしました。
自分が工夫して教えたことがうまく伝わり、理解してもらえた時はとてもうれしかったですね。僕は教員を志望しているのですが、この経験は将来にも必ず役立つと思っています。
先日、大学の授業でのプレゼンも色々と考えて工夫し、友人や先生に褒めていただきました。たくさんの人の前で話をしてきた経験が生かされたのではないかと思います。


―その他、部活動を通じて身につけたことはありますか?
久保田:シンプルですが、言葉遣いや礼儀ですね。また、何かあったらきちんと報告をすることです。アルバイト先で、自分では何気なく行動していても、「しっかりしているね」と言われます。社会人としての基本を身につけられたのではないかと思っています。

―ハードな部活動にもかかわらず、久保田くんは学業面でも優秀な成績を修めていましたね。どんな工夫をしていたのですか?
久保田:正直、初め勉強は苦手でした。でも、成績優秀な部員に「勉強の仕方」を教えてもらって、急激に成績が伸びたんですよ。それから勉強が面白くなり、ますます勉強するようになりました!

―印象深かったエピソードを教えてください。
久保田:やはり何といっても、最後の「定期演奏会」です。僕たち吹奏楽部員は、12月の演奏会を最後に引退します。幕が下りた時、いつもはふざけて皆を笑わせている男子部員が、泣きながら「3年間、よくやったな。」と肩をたたいてくれた瞬間が忘れられません。その時初めて、「ああ、終わったんだ」と実感しました。

―最後に、3年間を通じて得たものを教えてください。
久保田:休みもほとんどなく、なかなか遊びにも行けず、常にリーダーとしてのプレッシャーの中で行動する。僕はいわば、「高校生らしくない」3年間を送ったと思うんです。でも、そんな日々の中で、一つのことにこんなにも打ち込める自分を発見できました。 また、厳しい練習や様々な苦労を通じ、精神的に強くなりました。これから先、色々とつらいこと、大変なことがあると思いますが、多少のことがあっても大丈夫だという自信をもてたことも大きな財産だと思います。

―ありがとうございました!高校生の時にリーダーとして100人もの集団をまとめていくという経験は、なかなかできるものではありませんよね。話を聞きながら感動してしまいました。ますますのご活躍を期待しています!


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