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学校紹介

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「先生と生徒」から「先輩と後輩」へ(前編)

2024年3月10日
在校生に聞きました

―予備校に行かずに早稲田大学合格。その秘訣を聞きました。

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向かって右から、渡邉 杏花さん(横浜市立市ヶ尾中学校)
大澤 育太くん(世田谷区立瀬田中学校)
担任・世界史担当の古市 拓実先生(早稲田大学社会科学部出身)
佐々木 光くん(荒川区立荒川第三中学校)

今回は、この3月に高校を卒業した、受験コース(文系)出身の3人にお話を伺います。
3人とも塾や予備校に行かず、第一志望の早稲田大学合格を勝ち取りました。3人とも担任の先生の出身学部、社会科学部に進みます。「前編」では、受験コースでの具体的な勉強の様子を聞きました!

―まず、本校を受験した経緯を教えてください。
渡邉 知り合いが通っていて雰囲気をイメージしやすく、明るくて楽しそうだなと思い、併願校として受験しました。
大澤 家から近く自転車で通え、付属校で大学受験をしなくていいという理由で、推薦で入学しました。最初は内部推薦で駒澤大学に行こうと思っていましたが、習熟度上位クラス(筆者注…1年次、入学前テストで上位に入った生徒で編成される)になり周囲が他大学受験する雰囲気だったので、他大学受験に目が向き、チャレンジするなら上位を目指そうと思うようになりました。
佐々木 私はサッカー部に入りたくて推薦で入学しました。T1リーグに所属する強豪でありながら、トップチーム以外でも全員に活躍の場が与えられているのがいいと思いました。


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―早稲田大学を志望校にしたのはなぜですか?
渡邉 担任の古市先生が早稲田の社会科学部出身で、早稲田のよさを熱く語ってくれたのが大きいです。2年次にいったキャンパスツアーで、キャンパスの雰囲気がよく、憧れをもちました。
大澤 担任が強く推していたからです。赤本を解いてみて、手が届きそうだなと思ったのと、目指すなら私大のトップ校に挑戦したいという気持ちがあり、志望しました。
佐々木 キャンパスの雰囲気が気に入りました。私の信条として、「何かにチャレンジするときは目指せる限界まで」というのがあり、「現状で行ける大学」ではなくトップ校を目指そうと思い、志望校に決めました。


―3人とも塾や予備校へ一切行かずに早稲田大学に合格しました。学校の授業だけで受験に臨もうと思った理由は何ですか?
渡邉 大学入試では自主性が一番大事だと思います。授業中の解説も丁寧で分かりやすく、苦手なところを克服することができたので、予備校に行く必要を感じませんでした。先生方が親切でわからないところ聞きやすい雰囲気もよかったです。
大澤 高校入試では塾に行くのが当たり前という感じでしたが、大学受験は自主性が大事だと思い、自分で計画を立てました。志望校の赤本を徹底的に研究することが非常に重要なのではないかと感じています。
佐々木 部活動が忙しく物理的に時間がなかったというのもありますが、学校の授業が充実していたので、予備校に通う必要を感じませんでした。実際、授業を通して伸びた部分が大きいです。合格までの道筋を考えて逆算し、自分に足りないところを自分で考えて受験勉強を進めることができました。


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―受験コースで印象に残った授業について教えてください。
渡邉 古文の授業です。演習量が多く、わかりやすい解説で、実践的な力がつきました。間違えたところをノートに書くという作業をしながら考えを深め、自分の理解度合いをチェックしながら実力をつけられました。
大澤 世界史と現代文です。自分ひとりで勉強していると、インプットしかできていなくて、アウトプットしてみたらいまいちだった…ということがあります。そういう時に、授業でアウトプットする機会をたくさん設けてもらったことで、インプットとアウトプットのいい循環ができあがりました。過去問をたくさんやってもらったのがよかったです。
佐々木 世界史と国語です。解いた問題について班で議論する時間があり、自分の解き方以外の解き方、考えを共有して、自分の解き方を客観的に見ることができました。また、解説を細かいところまでしていただいたので、復習する時に助かりました。


―おすすめの勉強法を教えてください。
渡邉 とりあえず自分から動いていろいろな勉強法を試して、自分に合うものを探すことが大事だと思います。
そして、自分がやっていることに疑いをもつことです。いまやるべきことは何か、本当に頭に入っているのかなど、自己分析しながら勉強することが不可欠だと思います。
やればよかったなと思うことは、「赤本をまず初めにみる」こと。ゴールをはじめに見ておくと勉強すべきことがあらかじめわかって効率がよかったなといま思っています。
大澤 演習量がものをいうと思います。とにかく量を解く。たくさん解けば、色々なタイプの問題にたくさん出会うことができ、多様な問題への対応力が養われます。私は同じ問題を何度も解くというよりは、数をこなして実践的な力をつけられたのがよかったと思っています。
佐々木 人の意見を鵜呑みにせず、自分に合っているものを自分で考えることが大事だと思います。他の人がやっていてよさそうな勉強法を自分向けにアレンジするのもいいと思います。それと、時間ない人には、すべてをやろうとしないことをお勧めします。今自分に足りていないものを見極め、優先順位をつけることが大事かなと思います。


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次回は、勉強に加えて、部活動との両立やクラスの雰囲気、学校のおすすめポイントについて教えてもらいます!

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