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地球に優しい空間を、もっとたくさんつくっていきたい

2022年4月20日
在校生に聞きました

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進学コース3年 新宿区立新宿西戸山中学校 出身


3年生に在籍する山崎佐知子さんが、環境省が主催する「グッドライフアワード」にて、「環境大臣賞」を受賞しました。この賞は社会をよくするSDGsを体現する取り組みを表彰するものです。山崎さんは「Fairy forest~もったいないに架け橋を~」という、産業廃棄物として大量に捨てられてしまうおからを使ってグラノーラの生産・販売し、その収益を「子ども食堂」に寄付するプロジェクトを立ち上げ、精力的に活動しています。



―まず、この活動を始めた経緯を教えてください。

山崎:現代の日本では大量の食品ロスが出ています。一方で、貧困により食べるものに困っている子供たちがいるという現状に疑問を持ちました。スーパーや農家などを回って食品ロスの状況を実際に聞く中で、一番リサイクルに回しづらく大量に廃棄されている「おから」に着目しました。これを朝食にもなるグラノーラにしたらいいのではとひらめき、製造許可のあるキッチンを探しました。試行錯誤を重ね、甘味料や油、添加物を使わずに安心・安全の素材にこだわって作っています。

―実際の活動の様子を教えてください。

山崎:この活動を始める前に、私は牧場キャンプに参加しました。ここで出会った人たちとともに「牧場おさんぽマルシェ」を開いて販売しています。ホームページ開設や活動をPRする冊子製作などさらに多様な活動をするため、クラウドファンディングで資金を募ったりもしました。

―学校での生活の中で、活動に役立っていることはありますか?

山崎:おからのグラノーラのアイディアを思いついた時「いいね」と言ってくれるなど、応援してくれる先生がたくさんいることです。また、所属している科学研究部でも社会貢献型ロボットを開発するなど、将来私が目指すビジョンのヒントになるような活動ができています。特に部活動での研究で行き詰まった時、先生方からいただいた助言もありがたかったです。

―今後の展望を教えてください。

山崎:いま関わっている牧場があるのですが、その牧場のように誰がどこで作ったか感じられる自給自足の生活は、本当に豊かなことだと感じています。私はそんな地球に優しい空間を自分がもっと作っていきたいという夢をもっています。その夢を実現するために自分に必要な学問は何なのか…これからも考えていきたいと思っています。


今後の活躍がとても楽しみです!

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