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「高校時代、大学時代の努力を通じて、信頼される人間になるための過程を学びました。」卒業生 広瀬 貫太さん

2016年6月24日
卒業生、駒高を語る

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広瀬貫太さん
平成25年度卒 進学コース
江戸川区立小岩第五中学校出身
東京理科大学理学部数学科4年
今回は、卒業生の広瀬貫太さんにお話をうかがいます。
筆者が2,3年次に担任をしていた学生で、教育実習で卒業以来久しぶりに再会しました!
在学中はサッカー部に所属し、2年次からレギュラー選手として活躍。学業にも努力し、常に上位を維持していました。努力の結果、指定校推薦で東京理科大学に入学しました。

―まず、駒大高校に入学した理由を教えてください。
広瀬:やはりサッカーで全国大会に出たいというのが大きかったです。それから、大学付属というのもポイントでした。

―進路を変更したのはなぜですか?
広瀬:クラスの友人に頼まれて数学を教えているうちに、答えにたどり着くルートがたくさんある数学、そして、人に何かを教えることの面白さに気づきました。進学コースから理系に進むのは難しいことだと思って迷ったのですが、「つらいことこそ自分の成長につながる」という確信があり、東京理科大学への進学を決めました。

―現在の研究テーマを教えてください。
広瀬:統計学が専門です。ゲームにあらわれる乱数、確率の勉強が面白いです。

―実際、理系の大学に進んでみていかがでしたか?勉強は大変だったでしょうか。
広瀬:正直、初めは勉強についていくのが大変でした。一般入試で入学してきた同級生との差はやはり感じましたね。東京理科大学では、1年次に落としたら留年決定という必修科目が4つあり、プレッシャーがすごかったです。周りの学生に追いつくためには人より多く勉強するしかないので、とにかく勉強量を確保し、学業面で目標としていた友人に追いつくことができました。
体育会のサッカー部にも所属しているので両立は大変ですが、前日にスケジュールを決めて、要領よく高い質で勉強を進めるよう工夫しています。これは、高校時代に部活動と学業の両立をするために磨いた集中力のおかげで実践できるのだと思っています。


―キャプテンを務めているそうですが、そこから学んだことは何でしょうか。
広瀬:自分の意見を押し付けず、自ら率先して行動する姿勢を見せるというポリシーでやっています。集団においては、やはりリーダーが基準になると思うんです。「キャプテンがやっているから自分たちも」とチームの皆に思ってもらえる行動を心がけています。実際にやってみて、リーダーの重要性を身に染みて感じましたね。自分がチームをいい方向にもっていかなければならないので、高校時代よりも試合の改善点を客観的に分析できるようになりました。また、グランドの確保や練習メニューの組み立てなど、すべて自分たちで考えて管理しなければいけません。これらを通じて、問題解決能力が付いたのではないかと思います。

―それは社会人になっても役立ちますね!それから、選手として何か賞をもらったそうですね。
広瀬:東京都3部リーグのMVPとアシスト王を受賞しました。あと少しで得点王を逃し、3冠王になれなかったのが悔しいです(笑)。前期の結果、今期は2部リーグに昇格しました。

―高校時代の思い出を教えてください。
広瀬:みんなで文化祭や陸上競技大会などの行事を頑張ったのが思い出深いです。特に文化祭ではクラスで賞をとれたのでうれしかったですね。高校時代はとにかく本当に楽しかったです!

―2年生の文化祭ではクラスでジェットコースターを作りましたよね!本格的に電動ドリルを借りたりして大変でしたが、広瀬くんはリーダーとしてクラスを仕切ってくれていましたね。懐かしいです。

―最後に、高校時代、大学時代を通じて学んだことを教えてください。
広瀬:「今、つらいことを頑張れば、結果がついてくる」ということです。そして、自分が決めたことは必ず実行することの大切さです。そうすれば、集中力もつき、意志も強くなります。結果的に、周囲に信頼される人間になれることを学びました。

在学中から、自分の信念をしっかりもち、周囲に流されることなく黙々と努力できる生徒だった広瀬くん。担任としてとても頼もしく思っていました。
その姿勢を大学でも貫き、更に立派になって母校に戻ってきてくれてうれしかったです。これからもずっと応援しています!

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