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卒業生エピソード「サプライズ来校」

2015年11月10日
ちょっといい話

駒大高校では、この時期、「陸上競技大会」を実施しています。
百足競争やリレーなど、クラス対抗で大変盛り上がる行事です!
しかし広報部長である私は、お問い合わせのお電話などいただくことがあるので、この行事には参加せず、学校で一人、留守番をしています。

さて昨年の「陸上競技大会」の日のことです。職員室で一人ぽつんと座っていたところ、「失礼します」と訪問者が。
誰だろう?と思ってみてみると、私が担任をしていた卒業生(当時大学2年生)ではありませんか!
以下、私と彼の会話です。

「突然、どうしたの?今日は陸上競技大会なんだけど…」
「前に先生が、『陸上競技大会、一人で学校で留守番だから寂しい』って言ってたから、驚かせようと思って遊びにきたんです。今日のために、大学の課題も早めに終わらせたんですよ!」

何て優しい子なんでしょうか!そういえば、高校生の時からサプライズが好きな生徒だったな…と懐かしく思い出しました。
在学中から英語が得意で、カナダセミナーなどに積極的に参加していた彼は、駒澤大学のグローバル・メディア・スタディーズ学部に内部推薦で進学し、大学生には珍しく(?)、休まず大学に通い、学業に励んでいるとのことでした。
将来は商社に勤め、海外で仕事をしたいということで、グローバル経営をテーマにしたゼミや、色々な大学の学生が合同で行っている研究会にも積極的に参加し、飲み会やアルバイトではなく学業で多忙な日々を送っているそうです。

そして彼が、こんなうれしいことを言ってくれました。
「僕が高校生の時、よく先生が『勉強が好き』とか『勉強って楽しいんだよ』って言ってて、その時は変わった人だなって思ってたけど、最近その言葉がわかるようになりました。勉強って楽しいんですね!」

卒業生が、私が何気なく言った言葉を覚えていてくれて、ふとした時にそれを思い出してくれたことを、とてもうれしく思いました。

人生の転機や悩んだときに、卒業生たちはよくふらっと学校に遊びにきてくれたり、連絡をくれたりします。これは、教員の異動がない私立ならではの光景ではないでしょうか。そして、折に触れて「また帰ってきたい」と思ってもらえるのも、駒大高校のよさであると思います。

次はどんな卒業生が素敵な報告をしにきてくれるでしょうか。

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