9月21日、吹奏楽部の全国予選のため、府中の森芸術劇場まで応援に行ってまいりました。
本校は8月10日の予選を勝ち抜き、この日の舞台に挑むこととなりました。午前中は大学生や小学生の部が行われ、高校の部は午後からの開始です。私が会場に到着したのは13時30分頃でしたが、劇場の前は観客で長蛇の列。幸運にも地下駐車場に停めることができました。
本校の出演順は前半の部の2番目。前回同様「王者」と呼ばれる強豪校の直後でした。会場2階で観戦しようとしましたが、すでに席はすべて確保されており、最上階の見やすい場所からの立ち見の観戦となりました。
王者が入場した際、会場はまだざわめいており、「この雰囲気で落ち着いて演奏できるのだろうか」と心配しました。しかし、そこは王者。指揮者の動きとともに音楽と身体が一体となり、力強く迫力のある演奏を披露しました。
続いて本校の出番。演奏が始まると、素人の私の耳にも前回より格段に仕上がりが良くなっているのがわかりました。強弱や緩急を効果的に使い、素晴らしい表現力豊かな演奏でした。ひいき目も多分にあるかもしれませんが、「勝った」と思える出来栄えで、日々の苦しい練習の積み重ねが見事に花開いたと感じました。
午後の部も終わり、結果は顧問の先生からの連絡で知りました。なんと「金賞」。しかし、全国大会へ駒を進めたのは王者の学校ともう一校でした。素人目には判断の難しい部分があるのだと改めて感じましたが、それでも私にとっては、本校の生徒たちの演奏が一番でした。
