2年生 大本山永平寺へ!!
- 2015年7月6日
6月23日から、2学年を3つの班に分けて、一泊二日の永平寺拝登の研修旅行が行われました。本校の根幹をなす宗教教育の一環で、日常を離れて修行僧の生活を体験しようというこの企画。いろいろなものが自由に与えられる普段の生活が、どれほど恵まれているか、貴重なものかがわかるとても有意義な体験となりました。
永平寺とは
永平寺とは福井県にある曹洞宗の寺院で、横浜にある總持寺と並んで日本曹洞宗の大本山とされているお寺です。1244年に道元禅師によって創建された、33万平方メートルの広大な敷地を持ち、その中で約200名の修行僧の方々が毎日修行に励んでおられます。
坐禅
禅の言葉の中に"只管打坐(しかんたざ)"というものがあります。"ただひたすらに坐ることに打ち込む"という意味です。生徒たちは普段、仏教の授業内で曹洞宗の坐禅の作法について学んでいます。今回の研修で学んだことを実際の禅道場で実践しました。
小食、薬石
小食(しょうじき)とは朝食のこと、薬石(やくせき)とは夕食のことです。永平寺では必要最低限のものが盛り付けられた、肉や魚を一切使わない精進料理を作法に則っていただきます。食事中の私語は一切禁止。食事も大事な修行です。
朝課
朝課とは朝の法要です。法堂(はっとう)と呼ばれる道場で行われます。多くの修行僧によって荘厳な雰囲気で行われました。生徒たちも、緊張した面持ちで参加し、開祖道元禅師さまとニ祖懐奘禅師さまにご挨拶の焼香をさせていただきました。
道元禅師得度地
永平寺での研修を終えて次に向かったのは、比叡山横川にある道元禅師得度地です。ここで道元禅師さまは13歳の時に天台座主、公円僧正について得度を受けられ、僧侶としての第一歩を踏み出しました。宗教科の先生より説明を受け、お参りさせていただきました。