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襷で想いをつなげ②

2018年11月15日
部活動レポート

今回は前回に引き続き、東京都駅伝大会にて男女ともに大活躍した、陸上競技部長距離ブロックの皆さんにインタビューを紹介します。今回は男子チームのみなさんにお話を伺っていきます。男子チームは都大会で何と初優勝し、駒大高校陸上競技部創部以来、初めての全国大会出場を決めました。それでは男子部員を代表してキャプテンの市來太勢くん(3年生)、3区を走り区間賞を手にした皆木晴くん(3年生)、5区を走り区間賞を手にした吉永澪希くん(3年生)にお話を伺っていきます。よろしくお願いします!

※『襷で想いをつなげ①』にて女子部員へのインタビュー記事を紹介しています。是非お読み下さい。

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左:市來太勢くん 中央:皆木晴くん 右:吉永澪希くん

-まず全国大会出場おめでとうございます。感想をそれぞれ聞かせてください。
市來:僕は今回大会に出場はしていませんが、チームのキャプテンとして出来ることを精一杯に行いました。まず、大会前の練習の質を高くするために、練習中の雰囲気を盛り上げようと努めました。大会中は仲間のサポートに徹することに集中しましたが、大会終了後は出場出来ないことに対する、悔しい気持ちも正直ありました。ただ、それ以上に駒大高校陸上競技部の創部以来初の都駅伝優勝という快挙を自分たちが達成できたのが嬉しかったです。
皆木:一年生の時から同じ目標を掲げていて、昨年は2位という悔しい結果で終わり、今年はやっと手に届くところに来たという状態での大会でした。そういう意味では3年間で一番、緊張感はありましたが、メンバーに選ばれなかった部員の分も頑張ろうという気持ちが強くありました。この都大会の結果は、皆が120%の力を発揮してくれたからこそ手にすることが出来たのだと思います。
吉永:高校3年間は個人で中々、結果を出すことができず、今までの駅伝大会でも皆の足を引っ張っていることが多かったと思います。だからこそ、最後の一年間ぐらいはサポートをしてくれる皆への恩返しをしたいという気持ちがありました。今までで一番の緊張感がありましたが、周りの皆が全力でやってくれたので、それが力になりました。目標として掲げてはいましたが、実際に優勝したときは実感がすぐには湧きませんでした。時間が経ってから、全国大会への切符を手に入れた実感が湧き、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。また、その喜びをこの後の大会への原動力にして、引退までの大会すべてに全力を注いで頑張って走って行きます。


―市來くんは、キャプテンとしていつも心がけていることはありますか。
市來:まず、チームのメンバーに疲れがたまっていると感じた時は、自分から率先してチームの雰囲気をつくっていくことを心がけています。また練習はどんなにキツイメニューでも、全員がやり遂げることに意味があると思っているので、くじけそうになっている選手を見かけた時は、声を掛けて皆でやり遂げられるようにしています。そして、ミーティングをする時はできる限り、部員の意見を聴いて、積極的に部活の雰囲気を皆でつくっていくようにしています。

-皆木くん、吉永くんはレース中どのような気持ちで走っていたでしょうか?
皆木:個人的には一年目から出場させてもらっているので、プライドや自覚を持つようにして臨みました。メンバーがどのような状態で襷をつないできても、チームの精神的支柱になるんだという強い気持ちで走りました。
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レース中の皆木くん

吉永:正直とても緊張しました。結果を残したいという気持ちがありましたが、本番は深く考えることをやめ、レースを楽しもうという気持ちで走りました。チームの皆、信頼できる仲間なので、襷を渡される時は「お疲れ様」などの声を掛けるようにして、渡す時は次の人がリラックスできるように笑顔で襷を渡しました。
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レース中の吉永くん

-駅伝の楽しさや競技(長距離)の難しさ、魅力を教えてください。
市來:駅伝の楽しさですが、まず、陸上競技は個人競技と思われることが多いのですが、駅伝は団体種目でもあります。その分、プレッシャーは個人競技よりあるのですが、それを乗り越えるためにチームで協力し合えることが楽しいと感じています。やはり、全員で襷をつなげた時の感動は個人種目の何倍もあります。
皆木:長距離競技の一番の難しさはコンディションを整えることだと思います。体調を整えても、気持ちが強すぎれば上手く行かないし、練習をやり過ぎても疲れがたまってレースに影響が出ます。心と身体のどちらも整えないと良い結果につながらないのではないかと思います。
吉永:長距離競技の魅力は、目標を立てて、そこに向かって周りに流されず、自分の意志でやり遂げていくことです。その取り組みがタイムとしてはっきりと出るので、努力の結果が目に見えて表れるのが魅力だと思います。そして何より、走ることが楽しいのが一番の魅力だと感じています。


-練習以外で心がけていることがあれば教えてください。
市來:毎日帰宅してから、お風呂に入って、ストレッチをするようにしています。毎日同じことを繰り返し、特別なことをしないようにしています。また、高校に入ってからは食事にも気を配るようになり、普段からお菓子などを食べる量も気をつけて抑えています。
皆木:毎日の日課として、体重を量り一定の体重を維持するよう気をつけています。普段の生活をある程度律して、いつも駅伝や記録会を意識するようにしています。
吉永:僕は体重管理の他に、常に心を落ち着かせることに努めています。いつでも大舞台で活躍できるようにしています。僕のストレス解消法は食べることですが、長距離は体重管理が必要なので、レースが終わった後のご褒美として考えています。


-関東大会、全国大会に向けて今後はどのような練習をしていきますか。
市來:都駅伝が終わって、今はとにかく一回一回の練習を集中して行い、悔いの残らないようにしていきます。都駅伝でメンバーに選ばれなかったぶん、次こそはメンバーに選ばれるようにしたいです。なにより、高校での部活動が最後の一年なので、悔いの残らないようにします。
皆木:昨年は関東大会に出場できましたが、思うように力を出せませんでした。だからこそ今年は、気持ちの部分で強くありたいと思います。また、自分の実力を最大限発揮するための練習を心がけます。
吉永:残り少ない期間、できる限りタイムが縮まるよう練習していくのはもちろんのこと、しっかりと練習後のケアを行って、怪我をしないようにします。関東大会、全国大会では、気持ちを落ち着かせて、常にしっかりと判断をしながら頑張ります。


-関東大会、全国大会に向けての意気込みをお願いします!
市來:関東大会、全国大会ともに全力を尽くして良い走りをしてきます。応援してくれる皆さんのためにも、また、東京都代表としても恥ずかしくない走りを見せたいと思います。そして、全国大会では東京都記録を超え、8位以内に入ることを達成したいと思います。
zenin
陸上競技部長距離ブロックのみなさん、ありがとうございました。陸上競技部のみなさんの活躍は他の部活動への励みにもなります。さて、今週末には埼玉県熊谷市で行われる関東大会、そして12月に京都府で行われる全国大会、全員で一致団結して襷をつないでいってください!

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