平成26年3月8日。521名の卒業生が、駒澤大学高等学校を巣立って行きました。
高校3年間、どんな日々だったでしょうか?
この学年は、入学直前に東日本大震災という未曾有の大災害を経験しました。クラス編成が遅れたり、学用品がそろわなかったりで、慌ただしい高校生活のスタートでした。
それでも、全員学業、部活動ともに一生懸命に努力し、昨年11月には、サッカー部が全国大会出場を目指して行われた東京都大会決勝を全校応援をしました。
部活に燃えた人、勉強を頑張った人、恋愛した人、それぞれに輝く1095日でした。
今年の学年は、「やるときはやる」とメリハリがついた学年でした。
それを象徴するかのような卒業式。厳粛な雰囲気の中、式は進行し、
卒業証書から始まり、皆勤賞・精勤賞・功労賞など様々な賞が授与されていきました。
3年間続けた部活を引退後、頑張ったメンバーは、駒澤大学だけでなく、
東京学芸大学・早稲田大学・青山学院大学など、それぞれの目標を持って進学していきました。
これもメリハリのついた、この学年の特徴。みんなほんとによく頑張りましたね。
少し肌寒い中の卒業式となりました。 | 合掌、拝礼。本校の伝統と誇りです。 |
一仏両祖の祭壇を中心に式は始ります | 学校長 貫井洋より祝辞 |
学校長祝辞
校長先生からのお話では、それぞれの未来に羽ばたく一人ひとりへのエールが語られました。
この三年間、部活動、学習面で自分なりに精いっぱい努力した生徒全員に暖かい言葉が送られました。
これからのそれぞれの人生、人にやさしく、すべての物事への思いやりの気持ちをなくさないでください。
駒大高校が育てたかった「心」です。
校長先生はよく卵からかえる雛の話をします。
雛が卵からかえるとき、内側から雛が殻をつつきます。でもそれだけでは殻は割れません。
外側から親鳥が同じタイミングで殻をつついて初めて殻は割れるのです。
先生・仲間・親、色々な方の「つつき」によって、今巣立っていく。
感謝の気持ちを忘れないでください。
祝賀演奏
吹奏楽部による、祝賀演奏が式に彩りを添えます。
吹奏楽部は2012年、全国大会に出場し見事金賞を受賞しました。我が校の誇りです。
「旅立ちの日に」の合唱では涙ぐむ卒業生たちの姿が見られました。
担任の声でクラス全員が立ち上がります | 卒業証書授与 |
全国大会金賞の腕前。貫禄のある演奏です。 | 高校生としての最後の校歌斉唱 |
卒業生退場
いよいよフィナーレ、卒業生の退場です。
後ろを向き、一斉に礼をした瞬間、担任への感謝の言葉がサプライズで贈られました。
各クラスの生徒たちが、自分たちで考え、自分たちで企画してくれた様々なパフォーマンス。
3年生の担任にとって、こんなに素晴らしい瞬間はありません。
沢山のみんなが「ありがとう」といって卒業してくれる。
教師という職業の素晴らしさを実感する瞬間でした。
先生も涙を隠し切れません | 生徒に抱えられての退場 | 担任の先生への最高の感謝の表現 |
最後は先生との記念撮影 | 学年部長、三年間ご苦労様でした。 |