平成25年3月8日。492名の卒業生が、駒澤大学高等学校を巣立って行きました。
高校3年間、どんな日々だったでしょうか?
2年前には、サッカー部とバスケットボール部女子が、全国大会に出場し、正月皆で全校応援をしました。
その後、2年生のクラス替えは震災の影響で、調理室に一人ひとり来ての発表でしたね。
震災当日は、体育館で一夜を過ごした人もいました。
東京都ベスト16で惜しくも敗れた神宮球場の帝京戦には多くの仲間が駆けつけました。
部活に燃えた人、勉強を頑張った人、恋愛した人、それぞれに輝く1095日でした。
今年の学年は、「やるときはやる」とメリハリがついた学年でした。
それを象徴するかのような卒業式。厳粛な雰囲気の中、式は進行し、
卒業証書から始まり、皆勤賞・精勤賞・功労賞など様々な賞が授与されていきました。
3年間続けた部活を引退後、頑張ったメンバーは、駒澤大学だけでなく、
筑波大学・東京芸術大学・早稲田大学・法政大学など、それぞれの目標を持って進学していきました。
これもメリハリのついた、この学年の特徴。みんなほんとによく頑張りましたね。
春のような暖かい日になりました。 | 合掌、拝礼。本校の伝統と誇りです。 |
一仏両祖の祭壇を中心に式は始ります | 学校長 鈴木貞雄より祝辞 |
学校長祝辞
校長先生からのお話では、被災地の宮城県岩沼市からご祝辞をいただいたことが披露されました。
昨年の夏、本校のチアリーディング部が岩沼市復興夏祭りに参加し,応援演技をさせていただいています。
「卒業おめでとう、どうか被災地のことを忘れないでほしい」、岩沼市長からこのお言葉をいただきました。
駒大高校が育てたかった「心」です。
校長先生はよく卵からかえる雛の話をします。
雛が卵からかえるとき、内側から雛が殻をつつきます。でもそれだけでは殻は割れません。
外側から親鳥が同じタイミングで殻をつついて初めて殻は割れるのです。
先生・仲間・親、色々な方の「つつき」によって、今巣立っていく。
感謝の気持ちを忘れないでください。
祝賀演奏
吹奏楽部による、祝賀演奏が式に彩りを添えます。
吹奏楽部は2012年、全国大会に出場し見事金賞を受賞しました。我が校の誇りです。
「旅立ちの日に」の合唱では涙ぐむ卒業生たちの姿が見られました。
担任の声でクラス全員が立ち上がります | 卒業証書授与 |
全国大会金賞の腕前。貫禄のある演奏です。 | 卒業式の晴やかな表情、最後の教室で |
卒業生退場
いよいよフィナーレ、卒業生の退場です。
後ろを向き、一斉に礼をした瞬間、担任への感謝の言葉がサプライズで贈られました。
各クラスの生徒たちが、自分たちで考え、自分たちで企画してくれた様々なパフォーマンス。
3年生の担任にとって、こんなに素晴らしい瞬間はありません。
沢山のみんなが「ありがとう」といって卒業してくれる。
教師という職業の素晴らしさを実感する瞬間でした。
胴上げをしたクラス | 3年間の想い,涙の退場 | 担任の先生を先頭に… |
マドンナ先生は生徒に抱えられ… | 今年退職の二瓶教諭、最高の写真です |