林間学校(森林教育)までの道

2005年3月1日:初めての学年会にて、学年の指導の項目に、自然環境の問題を考えるプログラムの導入を提案。
          ・・・学年の先生方の賛同と強い支持に励まされる。

2005年3月11日:学校林に関する調査(その歴史および現状)から、いろんな可能性があり、全国的にも動き出していることが分かる。

2006年3月16日:本校の学校林に関する提案書を作成し、その実現可能性を調べるために、いくつかの森林ボランティアにメールを書く。

2006年3月17日:長野のSFW信州フォレストワークという、長野でも最も実績のあるボランティア団体の、事務局の中島さんから
           返事のメールをもらう。

2006年3月18日:SFWは小川村にあり、80haの森を5年計画で整備、できるだけ多くの市民・学生の参加を企画中。受け入れ可能の返事。

2006年3月19日:宿泊地やその他の林間学校の予定との調整があるので、色んな助言をしてもらうが、その中の提案に
      黒姫のCWニコルさんのアファンの森に助言協力をしてもらうのがいいということになる。SFWからもメールを入れてくれるとの回答。
      植樹に関しては、小川村でもやっているが、5月6月の植樹が中心で、7月の後半には保全活動が中心になっているとの情報。

2005年4月6日:遠足から林間学校までを一連のものと考え、遠足前の事前学習+林間学校前の事前学習を、講演会の形で提案。
          ・・・遠足前の事前学習は、あまりに時間が足りないので、一番大切な林間学校に向けて、よい企画を考える。
          ・・・森の研究をし、多くの著書のある学芸大学小泉武栄先生の講演会の企画が動き出す。

2005年4月11日:林間学校に関しての新企画について、目的が明確であれば、認めるとの、校外係からの了承を得る。

2005年4月20日:林間学校の事前学習として、学芸大学小泉武栄先生の講演会の依頼メールを送る。

2005年4月23日:学級別保護者会で、父母に学年方針と、森と自然と環境問題を、子供たちに考えさせたいと話す。

2005年4月23日:群馬の森づくりの哲学者である内山節さんの講演会を聞き、懇談会で、森への想いを話すが、ズレを感じる。

2005年4月26日:学芸大学小泉武栄先生の講演会7月2日実施快諾の返事を頂く。

2005年4月28日:ニコル財団「アファンの森」に、「山と森を愛する都会人を育てたい」との想いを、メールに込めて送る。

2005年5月3日:何とか森を見たいと思い、長野に出かける。アファンの森を探すが見つからず。
           戸隠の越水ロッジの前に、国立市の小学校の学校林発見。 ロッジの主人が管理を任されているとのこと。
            越水ロッジでも植樹ができるとのことである。

2005年5月18日:ニコル財団の河西さんから、返事のメールが来る。アファンの森での高校生受け入れは無理との返事。
           理由は、森はまだ若いので、大勢では森が壊れるからであった。
           ニコルさんの講演に関しては、東京のサンオフィスという講演などマネージメント会社の事務所(森田さん)を紹介される。
           トラストへの参加が可能ならありがたいなどの返事をいただく。

2005年5月20日:ニコル財団の河西さんから、「自然学校ねぎぼうず」の大矢さんと福田さんの紹介を受ける。

2005年5月22日:東京サンオフィスの森田さん宛てに、ニコルさんの講演依頼のメールを出す。

2005年5月24日:長野に林間学校の下見に出かける。一応のコースの確認をし、ホテルアルカディアの紹介する「やすらぎの森」にある
           「矢保利の館」に行き、森林活動の説明を受ける。夜、ホテルライジングサンが紹介する「信濃町町民の森」での森林活動           をする平木さんの紹介を受ける。さらに、「アファンの森」から紹介していただいた「自然学校ねぎぼうず」の大矢さんと
           福田さんと会う。 それぞれに特徴があり、違いがあるが、「自然学校ねぎぼうず」が、最も実績があり、「アファンの森」
           を増やしたいという 願いが感じられた。「やすらぎの森」以外は、植林は7月には無理との回答で、森林保全活動をする
           とのことであった。

2005年5月25日: 「自然学校ねぎぼうず」が活動するリブランの森に行く。

2005年5月26日:ホテルライジングサンの佐藤さんは、ニコルさんと交流があるので、講演に関して打診をしてくれるとのありがたい話。

2005年5月27日:東京サンオフィスの森田さんから、 ニコルさんは高校生対象の講演で 苦い経験を何度もされているので、
           本人は引き受けないだろうとの返事。こちらの願いと、思いを伝え、しっかりと事前指導をし臨みたいので、
           そこを曲げて引き受けてくれるようにお願いする。 すると、 取り組み次第、内容次第で、再度検討するとの
           返事をいただく。

2005年5月30日: 「自然学校ねぎぼうず」に、決定メールを送り、「植林計画」を断念し、「育林体験」と名づけ、生徒募集に入ることとする。

2006年6月1日:ニコル財団の河西さんにニコルさんとの講演交渉に関する報告と、 財団の人の話とニコルさんの話を 組み合わせてやる
          方法についての打診をする。

2006年6月6日:生徒に林間学校の意義を説明し、体験学習のコースの中に、「育林体験」が新設されたことを伝え、参加を訴える。
          森林教育の必要性を浦校長に訴え、学校方針として採用してほしいと伝える。

2006年6月13日:東京サンオフィスの森田さんから、正式依頼書があれば、財団の人の話とニコルさんの話を 組み合わせてやる方式で
           交渉するとの連絡をもらう。

2006年6月14日:正式依頼書を、校長からいただき、発送する。

2005年6月25日:ニコルさん講演決定 : 東京サンオフィスの森田さん・ニコル財団の河西さん・ NPO 法人信州フォレストワークの
           中島さんなどにお礼のメールを出す。

2006年6月27日:ニコルさんの本と小泉先生を紹介する読書新聞を、生徒に配る。1学年現代文担当教員に、
           教科書の教材「山の奥の心」を読み、林間学校に向けた心の育成に資したいとのお願いをする。

2006年7月4日:「小泉武栄先生講演会」新体育館で開く。

2006年7月8日:1年ニュース特番「ニコル・ニュース」(著書『黒姫通信』を中心にニコルさんを紹介)を生徒に配布。

2006年7月15日:知床世界遺産決定にニコルさんの力のニュースを見て、お祝いの1年新聞を、生徒に配布。

2006年7月21日:ニコルさんへのお土産決定= 読書新聞2枚+ ニコルニュース2枚+小泉先生講演記事+感想文
           + 学校のシンボルツリー菩提樹の葉っぱ+ 永平寺 77世 丹羽 廉芳禅師の達磨の色紙

2006年7月22日:林間学校出発。・・・・・・・・・・・・・・・>>>長野へ

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